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独学で映像音響処理技術者試験を受けてきた感想と勉強方法

日付が変わってしまったのですが、昨日は御成門にある音響芸術専門学校で「映像音響処理技術者」の試験を受けてきました。

映像音響処理技術者資格認定試験とは

テレビ番組・CM・映画・ネット配信等のコンテンツを手がける映像・音響関連業界で働く際に、最低限知っておくべき知識があります。この試験は、プリプロダクションからポストプロダクションの方々が共有すべき、幅広い基礎知識・技術の習熟度を証明する資格です。
引用:一般社団法人日本ポストプロダクション協会

動画編集者は無資格で、誰でも出来る仕事です。参入障壁が無いので、誰でも仕事が出来る反面、依頼する側の立場になると、編集者がどの程度の知識・技量があるのかわかりませんよね。

という訳で、僕は2023年にアドビ認定プロフェッショナルと映像音響処理技術者の資格を取得する事にしました。自分の知識と技術を向上させ、信頼性を増したいという気持ちからです。

映像音響処理技術者の勉強方法は、ポストプロアダクション協会が発行している書籍を使用しました。過去問をメインにして、どうしてもわからないところは技術マニュアルを読んだりしました。

勉強期間としては、集中して対策したのは1ヶ月程です。ただ、僕の場合はYouTubeの動画編集業務をやっていたのと、アドビ認定プロフェッショナルを既に持っている状態での受験です。

ポストプロダクション 技術マニュアル 第9版 一般価格4,100円
映像音響処理技術者 資格認定試験問題集 2023年度版 一般価格 1,400円

勉強を始めて感じたのは、普段YouTubeをメインに仕事をしていると、知らない事が盛りだくさんではありました。ポスプロで働くことが前提の資格なので、ポスプロ業界を目指していない、もしくは経験していないと、想像しにくい分野の勉強です。

正直、YouTubeの動画編集がメインなら、アドビ認定プロフェッショナルを取得しておくだけで良いと思います。映像音響処理技術者は、ポスプロを目指している、もしくはYouTubeメインだけど、自分の見識を更に広めたい人向けと感じました。

この試験の合格率は、公式で7割程度と発表されています。だからと言って、勉強しなくても受かるほど簡単では無いです。マークシート方式なのですが、業界で働く知識を問われているので、しっかり覚えていないと、解けない問題があります。なので、合格率7割という数字に安心しないでください。

そもそも、このニッチな資格試験を受ける時点で、映像音響について、ある程度勉強している人が殆どだと思います。そういう人達が受けて7割という事です。

受験要項より

試験本番や会場の話を書いてきます。試験会場は、若い人から僕みたいな年齢層の方まで様々でした。男女比で言うと、僕が居た会場は、少し男性が多いくらいでしょうか、女性の方もそれなりに多く受験されています。

試験開始後、40分経過すると退室可能なのですが、試験官が退室可能時間を宣言すると、退室して行ったのは数名でした。さすがに、40分で終わらせるのは厳しい感じですね。僕は大体1時間経過した辺りで、見直しまで終わったので退室しました。

肝心の試験問題なのですが、問題集からそのまま出ている問題問題集の数値を変えてある問題などがありました。問題集を何周かすれば、もちろん合格すると思います。ただ、少し注意が必要なのは、ある程度は理解しながら勉強しないと、試験本番で引っ掛け問題にやられます。すべての試験問題が、協会発行の問題集から、一言一句そのまま出題される訳では無いという事です。

こんなに記事を書いてて、7月に合格して無かったら笑って下さい(´・ω・`)
実は合格発表は来月なんです!

というわけで、これから映像音響処理技術者の資格を取得する際の勉強方法は、協会の問題集を何周も問いて下さい。問題集に解説文があるので、基本的にはそれで十分だと思います。ポストプロダクション技術マニュアルは、人によっては不要かもしれません。ポストプロダクション技術マニュアルは、詳しく書かれ過ぎてて、逆に何を言ってるのかわからず、正直要領を得なかったです。

1年に1回しか試験が無いので、受験料を無駄にしないためにも、受験される方は頑張ってくださいね!

無事に合格していました。

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安田 雄輝
「YouTubeコンサル・動画制作」をしています。/※経歴:消防(救急救命士)➡在宅診療所➡献血供給事業団➡YouTubeクリエイター/大人からピアノを始めチャンネル登録者1000人/夢は子供がやりたい事を経験出来る場所を沢山つくること