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東京で救急救命士の資格が取れる大学、国士舘大学体育学部スポーツ医科学科に通ってた話をします

僕は今年で32歳なので、ちょうど10年前は大学生でした。
僕は学生時代、東京都多摩市にある国士舘大学体育学部スポーツ医科学科で、救急救命士の資格を取るために勉強していました。中学校の職場体験で、救急救命士になりたいと思って、この時は順調に夢に向かって進んでました。まぁ、入職してから大変な目にあって、結局は退職するのですが。

国士舘大学体育学部スポーツ医科学科は、日本で一番最初に大学で、救急救命士の養成課程を始めました。なぜ救急救命士という医療職なのに、体育学部かと言うと基本は消防に就職するので、体力必要だから体育学部に作ったらしいです。意外ではありますが合理的です。

当時は救急救命士の資格を取得しても、消防以外では食べていくことが難しい資格だったので、大学4年生の時に、救急救命士の国家試験と公務員試験を同時並行で進めて、消防の公務員試験に落ちたら、消防の公務員受験浪人する人が居ました。今はどうなんでしょうね。

ちなみに僕の場合は、大学4年生の時に、消防に合格したので、公務員試験浪人はしませんでした。救急救命士の国家試験も現役で受かりました。

これが救急救命士の免許証です。最近の僕を見ている方は、過去に医療職やってたのはイメージ出来ないかも。大学時代は結構真面目に勉強していました。もともと自分がやりたい事だったので。

学生時代どんなだったか

大学生というと「青春」みたいなキラキラのキャンパスライフを思い浮かべるかもしれませんが、国士舘の体育学部の学生は下スウェットの上ジャージみたいな格好でウロウロしています。ちなみに上の様な写真の服で歩いてたら、輝いて見えます。

大学1年生

このときは必修科目をとにかく取れるだけ取った方が良いです。その方が2年生以降に、取る授業が少なくて済むので楽になります。大学では、救急救命士の勉強の他にも、必修科目があるので、それを早く取得しておかないと、忙しい3年生、4年生の時に授業がカツカツになって、定期テストでえらい目にあいます。

1年生の時に勉強する生理学など人体の基礎部分は、学年が上がるほど重要になります。現場に出てからも必須知識なので、とにかく頑張って覚えると後々楽です。

国士舘大学の名物かもしれませんが、水難救助実習があります。プールで5日間、海で5日間の合計10日間水難救助を学びます。ちなみに僕はカナヅチだったので、実習前にアクアブルー多摩のプールで数ヶ月泳ぎの練習をしていました。まぁ、それでもカナヅチに海は厳しかったです。

大学2年生

大学4年間の中で、最も時間を使えます。1年生の時に、沢山単位を取得しておくと、1日丸々授業が無かったり、午後から授業無しなど最高の時間を過ごせます。ちなみに僕は、休みの時はニコニコ動画を見てました。MSSPのモンハンゲーム実況が当時面白かったです。

大学3年生

ここから授業が増えてきます。実技の授業難易度も上がるため、中にはテストで赤点になってしまう同期も出てきます。1、2年生のときに、解剖生理内科外科などしっかり勉強していないと、理屈で考えられないので、今まで勉強した人、勉強してこなかった人との差がわかります。この差はだいたい最後まで埋まらないです。病院実習や東京消防庁の救急車同乗実習もあるので、3年生は特にハードですね。

大学4年生

ここまで来ると卒業までもう一息です。今までの勉強してきた内容を深堀りする勉強です。
ちなみに国家試験対策の勉強も始まります。どんなに学校で優秀な成績を取っても、国家試験に不合格なら意味が無いです。僕は公務員試験の勉強に時間を割きたかったので、3年生の終わりから救急救命士国家試験の勉強を少しづつ始めていました。
大学4年制は、救急救命士の国家試験勉強と公務員試験勉強の2本が柱になります。前半戦は公務員試験勉強、後半は国家試験勉強という感じです。

卒業後の進路

一番多い進路は消防です。救急救命士の資格を一番活用できるメインどころなので、当然多くなります。あとは警察、自衛隊、海上保安庁、病院、警備会社などが多い印象です。ちなみに、養護教諭も取ろうと思えば取れます。なので、学校に就職する人も居ました。養護教諭の過程と、救急救命士の過程を同時にやると結構忙しいみたいです。

救急救命士の資格は、看護師と違って病院外の傷病者の処置に特化しています。最近、法律が改正されて院内でも一定の活躍が出来るようになったみたいです。でも、日本看護協会が物凄く反対していましたね。日本看護協会の反対声明を読みましたが、正直「そうだよね。」と納得出来る部分もあります。僕は医療から離れてしまいましたが、どうしたら傷病者にとって良くなるのか、お互いに歩み寄って良い方向に改善される事を期待します。

全然違う話ですが、僕が今映像をやっているので、例えば救急救命士養成過程の学生向けに、GoProを消防職員に付けて現場を撮影して貰って、リアルな現場を疑似体験できる教材があれば良いなと思ったりしています。現実問題、プライバシーもあるので難しいかもですが。

という訳で、僕の大学時代のお話でした。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

ABOUT US
安田 雄輝
「YouTubeコンサル・動画制作」をしています。/※経歴:消防(救急救命士)➡在宅診療所➡献血供給事業団➡YouTubeクリエイター/大人からピアノを始めチャンネル登録者1000人/夢は子供がやりたい事を経験出来る場所を沢山つくること