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大学生の時に消防団に入って思うこと【ポンプ車操法大会の意味】

「今大学生だけど、消防団に入ろうか迷ってる…」
「学校の勉強をしながら活動できるの?」
「消防団って報酬出るけど、副業として稼げる?」

こういった疑問に経験者がお答えします。

記事の内容

・大学生でも消防団活動は出来るのか

・大学生の時の消防団の報酬どれくらい貰ったのか

・消防の採用試験で消防団経験が有利になるのか

この記事を書いている僕は、大学生の時に消防士になりたくて、救急救命士の資格が取れる国士舘大学スポーツ医科学科に通っていました。大学を卒業後、消防に入り、現在は消防を退職して、フリーランスとして動画制作をしています。

今回は、大学生のときの消防団活動を振り返って体験談などを書いていこうと思います。

大学生でも消防団は入れる

消防団は大学生でも入れます。消防団の入団資格は、市町村ごとに条例で決まっていますが、一般的には下記のとおりです。

・18以上であること
・入団する市町村に居住または勤務・通学していること

消防団は、会社員、自営業、主婦など様々な職種の方が参加しています。

入団する方法

消防団は市町村で運営されているので、自分の入りたい市町村の市役所や区役所の防災課などが窓口の場合が多いです。

消防団に入りたいというと、自分の近くの分団を教えてもらえて、そこの分団の定期的に集まりがある日に顔を出して、挨拶して消防団員としての活動がスタートします。

消防団入ると何するの?

消防団に入ると、いきなり訓練があるかというとそうではありませんでした。僕の経験談をそのまま話すと、月に1回夜に集まりがあり、連絡事項や訓練日の情報共有がありました。

消防団の訓練は、大きなものだとポンプ車操法大会があり、これが一番時間を取られます。しかし、これは一年中やっている訳ではなく、夏頃に集中して訓練をやります。

ポンプ車操法大会以外だと、土日のどちらかに消防署から資機材の取り扱いを教えて貰ったり、水防訓練など、河川敷に集まって土のうを組んだり、救命講習の受講などがあります。

その他には、春の火災予防運動、秋の火災予防運動、花火大会の警備、どんどん焼きの火の見張りなど、地域に密着した活動があります。小学校に訪問して、授業に協力する活動もありました。

基本的に活動は夜間や土日祝日に行われているので、学業に支障はありません。参加出来ないときは休めるので、必ず活動に出ないといけない訳ではありませんでした。

体力トレーニングとかするの?

僕のところは一切ありませんでした。消防団は、本職とは違って全然トレーニングはやりません。そのため、体力に自身が無くてもやる気があれば大丈夫。しかし、ポンプ車操法の隊員に選ばれると、ホースを持って何度も走ったり、放水の圧力に耐えられるだけの力は必要になります。

消防団は副業として稼げるの?

結論から言うと、稼げません。消防団は非常勤の公務員なのですが、アルバイトに取って代わるくらい稼げる事はありません。このあたりの話について、少し深堀りしてお話していきます。

消防団の報酬は個人で貰えない?

消防団の活動に参加すると、実災害でなく、訓練でも報酬が貰えます。しかし、その報酬の支払い方法が問題となるケースがあります。

本来、消防団活動に参加した報酬は、団員個人の口座へ支払うべきだと思うのですが、団の口座に一括して振り込む運用をしている自治体が少なくありません。

消防団が嫌われてしまう1つの原因として、団として一括して報酬を管理して、団員個人に報酬を払わず、風俗旅行や飲み代に使っている場合があるのです。

僕の参加していた消防団がまさにそれで、飲み会の飲食代は団持ちでしたが、個人的に報酬を貰う事は一切ありませんでした。

純粋な気持ちで消防団に参加した人が、こういった活動の実態を目の当たりにして、消防団を痛烈に批判しています。僕はこの批判と真摯に向き合うべきだと思っています。

消防団の高齢化、若者不足の背景には、様々な要因があげられていますが、若い人が参加しても嫌われる様な活動をしている団があるのも本当の話なのです。

払われなくても源泉徴収票は貰う

僕が消防団として活動していたとき、報酬として現金は貰っていませんでしたが、源泉徴収票は貰いました。そこにはだいたい6〜7万円くらいの報酬が書かれていたと思います。

これを正直ちゃんと口座に振り込まれていたら、少しはお小遣いになったと思います。それでも、当時は消防団の人たちが好きだったので続けていました。

しかし、僕の考えとしては、活動報酬は個人口座に直接振り込むべきだと思います。それだと団の活動費が足りないと言う消防団が居るのであれば、冷蔵庫の中に瓶ビールでも入ってませんか?

消防団の集まりで、瓶ビールばっかり飲んでませんか?団の活動費は、しっかり市町村から振り込まれていますよね。足りない訳ないとは思うのですがどうなんでしょうね。

消防団は公務員試験で有利になるのか

結論から言うと、二次試験の面接で多少有利になるかもしれませんが、採用を決定付ける要因にはならないと思います。あくまで、採用試験は試験結果が全てです。

公務員試験での評価

消防の公務員試験で、二次試験で面接がありました。面接の場所で、エントリシートにあらかじめ記載してある消防団について聞かれました。感触は良好でしたが、どう評価されたか不明です。

公務員試験の面接は、非常に良い雰囲気で終わったのに不合格だったり、圧迫面接で上手くいかなかったのに合格するなど、受けてみた大学同期に話を聞いてみると、市町村により色々です。

有利に働くかはわからないけれども、本気で消防に入りたい気持ちを表現する1つの要素として、消防団活動が役に立つことは間違いないと思ってます。あくまで個人的な意見ですが。

消防団活動は本職で役立つか

現場活動の面では、そんな役に立つことはありません。ポンプ車操法大会をYouTubeなどで検索して、ぜひ見て頂きたいのですが、独特のカクカクしたモーションなど、不自然な動きが多いです。

消防学校の教育でも、ポンプ車操法はありますが、あそこまでカクカクした動きは求められていません。消防学校でポンプ車操法教育は少ししかやりません。

火災現場で活動している本職の消防士がポンプ車操法大会の様な動きをしているのを、僕は一度も見たことがありません。やったとして、降車やホース延長の動きくらいですかね。

ポンプ車操法大会は廃止した方が良いなど、ネット上で意見が多数あがっています。僕もあの変な動きの意味がよくわかりませんし、もう少し人間らしく動いて良いと思います。

短期間で最低限の事を覚えて貰うためには、あれが良いのかもしれませんが、実際の現場活動で使えない動きを覚えてもしょうがないと思うんですよね。

ポンプ車操法大会の練習で、体を痛めてしまうなど、改善してかないと若い人は誰もやりたくないし、むしろ本業があるのに怪我してまで誰もやりたくないですよね。

本職の消防に採用されると、全員例外無く消防学校の初任科で基礎を学ぶので、消防団の活動経験があっても、何が楽になるとか、優遇されるとかはありません。

なので、消防団活動が本職の消防で何か役に立つかというと、大きく役立つ事はなく、強いて言うなら操法指導員になった時に、消防団のことがわかる事ぐらいでしょうか。

採用試験に合格したいなら

消防の採用試験に合格したいから消防団に入るのは、僕はあまりおすすめしません。消防に入ってから、消防団経験はたいして役に立ちません。操法の指導員やりたいならおすすめですが。

それよりも、採用試験で1点でも多く点数を取るために学科試験の勉強をしっかりやったり、体を動かして基礎体力を作る方がよっぽど重要です。

というわけで、今回は以上となります。

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ABOUT US
安田 雄輝代表
当ブログは複数のライターで運営しています。大学で救急救命士取得→新卒で消防に就職→2年11ヶ月で退職→在宅診療所→輸血用血液輸送→フリーランス→自由な時間を得る。企業向けYouTube動画クリエイター兼ブロガーをしながら生きています。