2025年6月9日、耕作放棄地を再生した畑のひと区画にニンジンの種をまきました。
昨日、発芽が全体的に揃ってきたので不織布を外しました。
ニンジンの発芽と管理

ニンジンは発芽までの管理が難しい作物として知られています。発芽率が比較的低く、発芽までの期間に適切な環境を整えられるかが栽培成功の鍵になります。
特に注意すべき点として、以下の3つがあります。
- 光を必要とするため、蒔き溝は浅く、覆土も薄くする
- 吸水力が弱いため、土壌が乾燥すると発芽率が下がる
- 高温期の水分管理が収量に直結する
これらを踏まえて、種蒔き後には籾殻と不織布で覆い、乾燥対策を実施しました。
6月の天気と発芽状況

種蒔き翌日は雨でしたが、その後は30℃を超える日が連続する天気に変化しました。このため、水分を保つために毎日夕方に水やりを継続しました。日中の高温で土壌が乾くのを避けるため、朝ではなく夕方の潅水としています。
6月16日頃から発芽を確認し始め、6月19日には全体の発芽がある程度揃ったため、不織布を取り外しました。
今後の管理と課題

発芽後も初期生育は繊細なので、水分の有無や高温障害による影響が出やすいため、数日は水やりを継続する予定です。
ニンジン栽培は何作も経験していますが、発芽〜初期育成の管理がやはり最も神経を使います。
今後も生育の過程をこのブログやインスタグラムで記録していきます。
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