▶ 大人のピアノと野菜作りの記録、YouTubeで公開中

【新しい応援の形】YouTubeストアで「キタアカリ」販売開始|続けられる農業を目指して

このたび、YouTubeのストア機能を活用して、数量限定でジャガイモ「キタアカリ」の販売を始めました。

まだまだ試行錯誤の連続ですが、少しずつでも前に進むために、販売で得た資金は農具の更新や、効率的な野菜づくりのための設備、そして将来的な農業体験の環境づくりに活用していく予定です。

なお、今回販売しているジャガイモは、私が個人で管理している畑で育てたもので、YouTubeで発信している「耕作放棄地再生シリーズ」で登場する畑とは別の場所になります。

「買うこと」が応援になる時代

YouTubeチャンネルには、スーパーチャットという応援機能があります。でも私は、「お金を出して応援する」というよりも、「野菜を通して応援してくれる」関係性を大切にしたいと考えています。

ただ野菜を買ってもらうのではなく、「この人の活動を応援したい」と思ってもらえること。それが、このストアの根底にある想いです。

3000円の理由|“食べて応援”というスパチャのような仕組み

今回販売するキタアカリは、60サイズ段ボール一箱税込3,000円です。一般的な相場と比べると高めに感じられるかもしれません。

ですが、この価格には単なるジャガイモの対価だけでなく、「耕作放棄地の再生」や「若い世代が続けられる農業モデルの探求」、「農業体験の場づくり」など、未来の農業を支えるための応援の意味も込めています。

言わば、「食べて応援するスーパーチャット」のような存在です。野菜の購入を通じて、これからの農のあり方を一緒に支えていただけたら嬉しいです。

農薬・化成肥料に頼らない栽培と、私の農業との向き合い方

今回販売しているキタアカリは、化成肥料も農薬も一切使用せずに育てたものです。芽かきや仕立てをあえて控え、できるだけ自然に近い形で育てることを心がけました。

私が野菜作りをしているのは、千葉県内です。身の回りで農地を管理する人が減り、「子どもには農業を継がせず、会社員にさせた」という話をよく耳にします。野菜を育てても、時給換算すれば数百円という現実もあります。こうした背景から、自分たちの国で野菜を作り続けていけるのか、不安や危機感を感じることがあります。

そんな中で、私はもっと農業や農産物に寛容な社会であってほしいと思っています。ありがたいことに、直売の現場では「形が不揃いでも気にしないよ」と言ってくださる方が多く、皆さん本当にやさしいです。そうしたやりとりの中で、人と人との距離が縮まり、農業への理解が少しずつ広がっていくような感覚を持つことがあります。

いずれは、農業体験を通じて野菜がどう育っているのかを、実際に見て、触れて、感じられる場所をつくっていきたいと思っています。たとえば、子どもの部活動に「野菜づくり」があってもいい。育てる楽しさや手間をもっと身近に感じてもらえるような、そんな未来を描いています。

農薬や化成肥料を使わないという選択は、今のところ栽培規模が小さく、手が回る範囲だからこそできていることでもあります。自然に近い方法で育てたいという思いはありますが、同時に農薬のありがたさを感じる場面もあります。私は農薬を一方的に否定する考えではなく、その場その場に応じて最適な選択をしながら、農業でしっかり生活していけることを目指しています。

農法に絶対的な正解はなく、それぞれの立場や考え方を尊重しながら、続けていける農業の形を探っていきたいと思っています。

応援してくれる方へ

今回は、その第一歩として「キタアカリ」を数量限定で予約販売しています。発送は6月3日以降、天候を見ながら順次対応いたします。

食べることで応援する。そんな新しい支援の形に共感していただける方は、ぜひこの機会にご購入ください。

▼ストアページはこちら(予約受付中)
https://yukiyasuda.official.ec/

どうぞよろしくお願いいたします。

安田雄輝

届けたい誰かがいたら、シェアしてもらえたら嬉しいです!