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再生日記 #6|ピーマンの苗を植えました

こんにちは、千葉県で耕作放棄地を畑に再生している安田雄輝です。
4月も中旬になり、日中は長袖だと少し暑いくらいの陽気になってきました。
夜はまだ肌寒い日もありますが、いよいよ春本番という感じがしています。

今日は、再生を進めている畑にピーマンの苗を植えました。
新しい季節の始まりに、一歩ずつ畑づくりを進めていきます。

苗を選ぶところから始まる畑づくり

今回選んだ品種は「エース」というピーマン。種苗店に行き、自根苗と接ぎ木苗のどちらにするかを悩みました。

病気に強いのは接ぎ木苗ですが、今年は連作ではないので、自根苗でも問題ないかもしれない。そう考えながら値札を見ていたところ、種苗店のベテランのような方が居たので相談してみました。

「味は自根苗のほうが良いよ。連作しないならこっちでも大丈夫。商業栽培でも何百本とやる人は自根苗が多い」と教えていただきました。さらに、「いずれは固定種の種を採って、自分の畑に合ったピーマンを育てていくといい」とも。

その方は、埼玉の種苗店まで固定種の種を買いに行ったこともあるそうです。自分もいつかはそういう育て方ができるようになりたいと感じました。

植え付け作業の記録

今回の畝では、株間50cmで苗を配置しました。

まずは植え穴を掘り、じょうろでしっかり水を注ぎ、有機ぼかし肥料と牡蠣殻石灰をそれぞれ少量ずつ入れておきます。

有機ぼかし
牡蠣殻石灰

その上に軽く土をかぶせ、苗の根を水に沈めて気泡が出なくなるまで吸水させてから植え付けていきました。

土を被せる

植え付け後は、麻紐で誘引をして、アーチ支柱を設置。今回は黒マルチは使わず、畝の表面にはもみ殻をたっぷりと敷き詰めました。

夜間の冷え込みと強風に備えて、不織布をトンネル状にかけています。隙間は少し空けて、通気性も確保しています。

少しずつ、畑の形が見えてくる

この畑は、2月から少しずつ整備を進め、ようやく夏野菜の植え付けまでたどり着きました。 牛糞堆肥が足りないまま植え付けをしてしまうと、後々うまく育たないことが多いので、このシリーズの前半で追加投入しておいて本当に良かったと思います。

別で管理している畑の作業もあるため、今回は少し早めですがピーマンの植え付けを行いました。 栽培管理は基本的に一人で行っているので、少し前倒しで準備を進めておくくらいが、ちょうど良いと感じています。

今は、「どうしたらこの場所で、おいしい野菜が育つのか」――そんなことを考えながら、畑に向き合っています。 この畑は、商業栽培として大量出荷を目指すものではなく、ゆくゆくは都会に住む人たちが畑作業を体験できる場所にしたいと考えています。

まだクローズドで運用していますが、まずは自分の手で野菜を丁寧に育て、畑に興味を持ってくれる人が現れたとき、「ここに来てみたい」「ここの野菜を食べてみたい」と思ってもらえるような場所に育てていきたいと思っています。

いずれ、この畑のピーマンを楽しみにしてくれる人が現れるように――。 そんな想いを込めながら、ひとつひとつの作業を、丁寧に積み重ねていきます。

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