こんにちは、安田雄輝です。
再生日記の第3回は、耕作放棄地を「野菜が育つ畑の土」に変えるための、
土壌改良の記録です。
見た目は良さそうに見えた土。でも…
最初にトラクターでこの畑を耕したとき、
思わず村山さんと「意外といい土かもしれませんね」的なことを言ってしまいました。
けれど手で触ってみてすぐに分かったんです。
土はゴロゴロして固く、ぬかるんでから乾くとカチカチに締まるタイプ。
野菜がうまく育たない未来が、数ヶ月先からこちらを見ているような、そんな状態でした。

それでも「どうにかして、いい土にしたい」。
そんな思いで、土作りに本格的に取り組み始めました。
まずは身近な資材からスタート
最初は、長期間雨ざらしにしてあったもみ殻、
それに発酵鶏糞と米ぬかを組み合わせて、畑にすき込んでみました。
また、ベースの土づくりとして、苦土石灰も事前に撒いています。
これは酸性に傾きやすい耕作放棄地のpHを整える目的です。

けれど、どうしても「これだけじゃ足りない」と感じました。
土がふかふかになっていくような感触もなく、有機物の力がまだ足りない。
牛糞堆肥を、自分の手で
そこで、僕は牧場に軽トラで直接向かい、
牛糞堆肥を積んで畑に運びました。
スコップを片手に、畝ごとに1㎡あたり3kgを目安に、
一人でせっせと撒いていきました。

もみ殻も追加で投入し、物理的に排水性を高める構成に調整。
このあたりは経験則も大事にしつつ、手探りでの改良作業でした。
少しずつ見えてきた変化
牛糞堆肥は少し匂いのあるタイプだったので、
施用後は最低でも2週間は植え付けを待つようにしています。
雨が降ったあと、以前は土が重たく、まるで泥のような感触でした。
でも、牛糞堆肥をしっかり入れた場所では、半日もすると表面が少し乾いてきているように感じられました。

手に取ってみると、土の感触も、色も、少しずつ変わってきています。
牛糞堆肥をしっかり入れた畝と、まだ足りない場所では、土の表情がまるで違いました。
変化は、これからの野菜が教えてくれる
今回の土壌改良が、どれだけ効果を発揮してくれるのかは、
実際に野菜を育てていく中で、少しずつ分かってくると思います。

畑をやっている人なら、この試行錯誤の感じ、
きっと共感してもらえるんじゃないかと思っています。
僕はまだまだ、土に教わっている途中です
土はすぐには変わらないけど、少しずつ向き合えば応えてくれる。
この畑が、僕にそう教えてくれているような気がします。
まだまだ未熟ですが、こうして記録しておくことで、
僕自身も学び直せるし、誰かの役に立てたらうれしいです。
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