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タマネギの種を畑に直播き

皆様こんにちは、安田雄輝です。
9月になると夏野菜から秋冬野菜の切り替えで畑作業が忙しくなります。9月も終わりが近いのに、全然気温が下がらないので、体力的に厳しい時期が続いていますね。さて、今回は「タマネギの地植え」について書いていきます。

11月になるとタマネギの苗がホームセンターで売られていると思うのですが、それを買わないで種からタマネギを有機農法で作れないかチャレンジします。やり方としては、種蒔き培土や育苗箱で育てる方法ではなく、畑に種を直接蒔く「地植え」でやります。

タマネギの地植え育苗方法は、YouTubeやネットの記事を探しても詳しく紹介されているものがそれほど無いんです。当たり前と言えば当たり前なのですが、タマネギを種から育てるのは「家庭菜園」よりもプロ向きなんだと思います。

種蒔きして発芽させる自信はあるけれど、そこから定植に適した太さに育苗出来る自信が無い。事前に調べられる所まで調べたので、考えるよりも後は実際に挑戦して経験値を貯めることにします。

種蒔き

条播
条播
ばら蒔き

早生、中晩生、晩生すべてのタマネギを地植えしました。条播の感覚は約8cmにしています。元肥は前作の残りもあるかなと思ったので入れておらず、有機石灰や苦土石灰を施した場所に種蒔きしました。

ケルたまの畝にはバットグアノを試験で施しました。バットグアノを入れた理由は、リン酸を追加したかったからです。ネギ用の種蒔き培土は、リン酸が通常の種蒔き培土よりも多く含まれています。なので、もしかしたらリン酸を追加したら上手くいくかもしれないと考えてやってみました。

種蒔きで注意したこと

赤玉ねぎ 晩生・ 貯蔵向きタマネギ 中晩生
ソニック 早生
ケルたま 晩生

種蒔きをした後は「ふるい」で上から覆土を薄くかけました。覆土した後はアルミの整地版で鎮圧を丁寧にしています。鎮圧してからジョウロで水をたっぷり畝にかけて、もみ殻も薄く上からかけて、全ての畝に遮光ネットを取り付けました。

タマネギの種は光を嫌うので、発芽するまでは遮光しないと発芽が揃わなくなります。大体一週間くらいすると、発芽して来ます。発芽が大体揃ってきたタイミングで遮光ネットを取り外して、その後の管理については、初挑戦なので手探りになりますが、少し土を乾燥気味に管理するつもりです。

発芽しました

赤玉ねぎ 晩生

タマネギの種が発芽しました。ちょっと反省点があって、条播するにしても種を蒔き過ぎたと思っています(赤玉ねぎなんか特に)。密集させすぎると、定植する太さに育たなかったり、苗立ち枯れ病のリスクもあるので間引かないといけないですね。

ここから先、どう育苗していくのか、そもそも無事に定植まで行けるのかわかりません。今のところ、立ち枯れ病を防ぐために、ある程度成長したら予防的に有機石灰を撒く予定です。途中で追肥するべきなのか、それともやらなくて良いのかは成長を見ながら判断してみます。育苗日数は55〜60日前後。

なぜ種から育てるのか?

こんなに色々な種類のタマネギを種から育てるのは、家庭菜園レベルを超えているかもしれません。畑で野菜を育てるようになってから、有機農法で収穫した野菜の美味しさを知って、もっと美味しい野菜を自分で作りたいという気持ちがあります。

タマネギ苗を買ってしまうと、自分の勉強にならないというか、とにかく最初から最後までやり通してみたいんですよね。野菜の栽培は本当に面白くて、色々な栽培方法、資材をどう組み合わせてやるかによって、収穫出来る野菜の質が全然違ってきます。

将来的には、この野菜を安定して沢山出荷出来るようにしたいのです。家庭菜園と自分で言いつつ、やってる事が家庭菜園からハミ出ている気がしますが、まだまだ野菜作りは勉強中です。ちなみに、10月にサツマイモを木更津市金田地域交流センターで手売り販売する予定です。

という訳で、今回はタマネギの地植えについて記事を書きました。今後も育苗の経過については記事にしていくつもりです。興味のある方はインスタグラムでも写真を投稿していますので、そちらもご覧ください。ここまで読んで頂きありがとうございました。