こんにちは、安田雄輝です。
今回は、赤い皮が特徴のジャガイモ「アンデスレッド」を、秋に植え付けた記録です。栽培のスタートから発芽確認までの過程をまとめました。
9月6日、アンデスレッドの植え付け
この日の作業は朝から集中して行い、除草、耕うん、畝立て、そして植え付けまで一気に終えました。
植え付けたのは、8月11日に米ぬかを撒いておいた場所。2週間以上期間をあけて、微生物の分解が進んだタイミングを見計らって種芋を植えました。

天気を見ながら慎重に植え付けのタイミングを選ぶ
アンデスレッドの種芋は8月上旬に購入していましたが、その後の猛暑と台風を考慮して、植え付けは9月上旬にずらしました。
気温が高い時期に植えると芽が焼けたり、芋が腐りやすくなるため、保管中も状態をしっかり確認。少し涼しくなってきたタイミングを狙って植え付けています。

腐敗対策と資材選び
今回も「ジャガイモシリカ」を使用しました。ゼオライトを主成分とした天然の鉱物資材で、種芋の表面にまぶすことで腐敗の抑制や連作障害の軽減に効果が期待できます。前作でも使用していて、使いやすくて良いです。
秋ジャガイモは切らずに丸ごと植えるのが基本。そのため、種芋の状態が結果に直結します。こうした資材は地味ですが、大切な工程の一つです。

畝と肥料の準備
畝は4本立てにしました。左3本がアンデスレッド、右1本は後日植え付け予定のデジマです。
株間は30cm。肥料にはペレット状の有機ぼかし肥料を使いました。鶏糞より価格は高めですが、匂いが控えめで扱いやすく、粒状なので均一に撒きやすいのが利点です。


アンデスレッドは“知る人ぞ知る”人気品種
アンデスレッドは赤い皮と中の黄色い果肉が特徴で、煮くずれしにくく、ホクホクした食感が魅力の品種です。
スーパーなどで見かけることは少なく、ネット通販では通常のジャガイモよりも高値で流通しています。手に入りづらいからこそ、自分で育てる価値のある品種だと感じています。

農薬と肥料は必要最小限に
今回も、化成肥料は使わず、有機JAS適合資材に限定した農薬のみを使用しています。畑に余計な負荷をかけず、自然のサイクルに沿った栽培を心がけています。
こうした育て方を記録に残すことで、野菜と向き合う姿勢も少しずつ深まっていく気がします。

9月24日、発芽を確認
植え付けから約2週間後、無事に発芽が確認できました。小さな芽が土を押し上げて顔を出す瞬間は、何度経験しても嬉しくなるものです。

小さな変化を積み重ねながら
これからは土寄せや追肥を行いながら、収穫に向けて丁寧に管理を続けていきます。
一つひとつの作業の積み重ねが、どんな実りへとつながっていくのか。
そんな畑での日々を、また記録していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。