飲食店などで食品を扱うのに欠かせない「食品衛生責任者」の資格。私は8月23日に木更津市でこの講習を受けてきました。この記事では、講習の流れやその内容、資格取得のメリットについて体験をもとにシェアしていきます。これから受講を考えている方にも参考になればと思います。
なぜ食品衛生責任者の資格を取ろうと思ったのか
私は自宅で育てた野菜を販売する事があり、食品衛生に関する知識の重要性を感じていました。特に、食品の安全性を確保するための基礎知識を得たいと思い、食品衛生責任者の資格取得を決めました。野菜を生産者本人が直接販売するのに、食品衛生責任者の資格は必須ではありませんが勉強のためです。
私が受講した時の講習会場は「金田地域交流センター」でした。金田地域交流センターは駐車場はあるものの、イベントが重なると駐車場が満車になるので、車で行く方は少し時間に余裕を持って行くほうが安心だと思います。
食品衛生責任者の受講料は10,000円+自主管理ファイル150円でした。自主管理ファイルは持っている人は購入しなくても良いようですが、私は持っていなかったので会場で購入しました。ほとんどの方が会場で、受講料の支払いと一緒に購入していました。実際買っても損は無いです。
講習時間は9時45分〜16時40分と丸一日講義を受けています。持参するものは、筆記用具、印鑑、講習会の案内ハガキ、自主管理ファイル(持参するか会場で買うか)となっています。印鑑は講習会の最後に、修了証を受け取るときに使っただけです。
お昼になると昼食の時間になりますが、昼食時間は短いです。木更津市金田地域交流センターの周りにコンビニはありますが、歩くと遠いし、車で行くのも面倒なので絶対に持参した方が良いと思います。直近のコンビニは、セブンとファミマがあります。私は昼食持参しました。
講習会に行くとき、服装に悩む人が居ると思います。私は服装一切気にしないで、畑に行くときに着てるワークマンの作業着で行きました。他の人も結構ラフな格好でしたので、あんまり気にしなくて大丈夫です。ただ、8月で会場内の冷房ガンガン効かせてたので半袖で行ったら凄く寒かったです。
講習で学んだこと
講習会では、食品衛生学、公衆衛生学、食品衛生法をテキストや資料に沿って講師の方が解説して、最後に小テストをする方法で行われます。最後の小テストは採点されるかというと、そういう訳でもなく、皆が回答終わったくらいのタイミングで講師が回答を教えてくれます。そして答えの解説をしてくれるので、そんなに気を張って受けて無くても大丈夫でした。
この講習会のメインは、飲食店の経営者、責任者向けといった感じです。私のような畑で野菜を販売している人が大きく関わってくるのは、食品表示法に関する部分と思います。ちなみに、自分で作った野菜以外を仕入れて販売するのには、食品衛生責任者の資格と野菜果物販売業の届出が必要になります。
私は第三者から野菜を仕入れて販売する事はしていないのですが、講習会を受講後に野菜果物販売業の届出を保健所に出しときました。やりたいと思った時に直ぐ出来る事前の準備。食品を販売するには、色々な資格や法律が関わってくるので、事前にしっかり調べて、注意してやらないといけません。
講習の雰囲気
講習のスタイルとしては、大学の講義みたいな感じです。ひたすら講師の方が話して時間が来たら終わります。突然口頭で問題を出される事もありませんでした。私が受けた時は、座席は番号順の指定席になっていて、座る場所は選べませんでした。ちなみに、私は最前列で最高の場所(?)に座ることに…。
講師は年配の方が多くて、穏やかな感じで話されていました。講習では、特に何か注意されている人は居なかったです。普通に聞いてれば大丈夫。
資格取得後の活用と今後の展望
講習を修了してから「食品衛生責任者の資格を使う事はしばらく無いだろうなー。」と思っていたら直ぐに来ました。別の記事で紹介したのですが、五井朝市であさりの味噌汁販売するのに、食品衛生責任者が必要という事で仕事に繋がりました。「資格は取っておいて損はない。」と良く言いますが、本当にそうでした。
これから講習を受ける方へのアドバイス
講習会場は広い体育館みたいな場所なので、季節に応じて温度調節出来る服装で来た方が良いと思います。会場が金田地域交流センターで、自家用車で行く方はギリギリに行くよりも少し早めに到着して駐車場に車を停めた方が慌てなくて済みます。
食品を扱う仕事を考えている方、もしくは既に関わっている方には、ぜひこの資格を取得することをお勧めします。講習は一日で完了し、比較的手軽に取得できるため、取る価値は十分にあると感じました。