こんにちは、安田雄輝です。
これまでは種苗店で苗を購入して育てていた私ですが、今回は初めて「タマネギを種から育てる」という挑戦をしました。
手間も時間もかかる作業ではありますが、育ちの過程を一から見守ることで学びが深まるのではと考えたからです。また、苗をまとめて購入するよりも、種から育てる方がコストを抑えられる点にも魅力を感じました。

4品種の種まきに挑戦
2024年9月、それぞれの品種を以下の日程で直播きしました。
- 早生ソニック:9月14日播種
- 中晩生 新きぬ和:9月11日播種
- 晩生 ケルたま:9月19日播種
- 赤タマネギ スターレッド:9月11日播種
もともと早生は育てるつもりはありませんでしたが、「せっかくなら品種ごとの育ち方の違いも見てみたい」と思い、急遽種を購入し、少し急ぎで準備して播種しました。
畝づくりと播種方法
畝づくりでは牛糞堆肥、鶏糞、有機ぼかし肥料を組み合わせて使いました。

播種のスタイルは品種ごとに変えてみました。
- 早生ソニック:条播き
- 中晩生 新きぬ和:条播き
- 晩生 ケルたま:バラ播き
- 赤タマネギ スターレッド:条播き
実際にやってみて、「バラ播きが一番楽かもしれない」と感じました。管理の手間も少なく、意外とうまく育つ印象です。
発芽管理の工夫
発芽を安定させるために、遮光ネットをかけ、もみ殻で覆土しました。播種後は水切れしないよう灌水を続け、発芽後は湿りすぎないように水やりの頻度を調整しました。






育苗中に気をつけたこと
苗の葉の色や太さを見ながら、肥料切れや生育の遅れがないかを注意して育てました。特に「定植できるサイズまで育つか?」という点に注目して日々確認していました。




定植作業の記録
定植は以下の日程で行いました。
- 早生ソニック:2024年11月8日
- 中晩生 新きぬ和:2024年11月24日
- 晩生 ケルたま/スターレッド:2024年11月23日
早生ソニックの苗は細く、種苗店の苗と比べると小さめで少し不安がありました。中晩生の苗は全体的にやや細めで、うまく育たなかったものもありましたが、植えられるサイズのものは選んで定植しました。晩生の苗は太さもあり、しっかり育っていた印象です。スターレッドはやや小さめでしたが、根が張れば育つと信じて定植を決行しました。



定植には、岩谷マテリアルの「たまねぎ用黒マルチ(0.02mm×135cm×50m・5列・株間15cm×条間15cm)」を使用しました。深植えしないように意識しながら、ひとつひとつ丁寧に植えました。
読者のみなさんへ
タマネギを種から育ててみて、苗を買って植えるだけでは見えなかった成長のドラマが、日々の中にたくさんあることに気づきました。管理の手間は増えますが、そのぶん、育っていく喜びもひとしおです。
この記事を通して、「種から育てるって面白そう」「自分でもやってみようかな」と思ってもらえたらうれしいです。



