こんにちは、安田雄輝です。
この記事では、私が30歳からピアノを始めたきっかけについてお話しします。
きっかけは、YOASOBIの「群青」。通勤電車の中で聞いたピアノカバーの音色が、自分の心に深く刺さったからでした。
疲れ切った日々のなかで、音楽に救われた
当時私は、横浜市港北区の日吉駅から満員電車で都内まで通勤していました。
勤務先は、献血供給事業団という輸血用血液を24時間365日届ける公益法人。日勤以外に24時間の当直勤務もあり、心身ともに疲れていく日々でした。
通勤電車で座れたことが唯一の幸せ。そんな日々のなかで、自分の心がすり減っていることに、だんだん気づき始めました。

YOASOBI「群青」に出会った日
ある朝、通勤中に偶然耳にしたのが、YOASOBI「群青」のピアノカバー。
メロディーだけではなく、歌詞も好きです。まるで自分のための曲だなと勝手に思って、前向きに何かを始めようという気持ちになりました。
「いつかこの曲を、自分の手で弾いてみたい」—そう思ったのが、すべての始まりでした。
野口幸太ピアノ教室との出会い
港北区内でピアノ教室を探し、体験レッスンに申し込んだのが「野口幸太ピアノ教室」。
初めてシゲルカワイのグランドピアノに触れた瞬間、鍵盤の一音に心を打たれました。
その場で「ここで習いたい」と決め、紹介された楽器店で16万円の電子ピアノを即購入。
野口先生からは後日、「体験レッスン当日に、ピアノ購入を即決された方は、安田さんが初めて」的な事を言われました。

最初の1年間は、正直つらかった
仕事は24時間の当直もあるシフト制。ピアノに向き合う時間も体力も余裕もありませんでした。
でも、それでも教室には通い続けました。「群青」を弾きたいという想いだけが、原動力でした。

好きな曲を弾きたい。でも、いきなりは弾けない
クラシックには特に興味がなかった私ですが、最初のクラシック的な曲のレッスンは嫌では無かったです。なぜなら、将来やりたい事への積み上げとしてやる事だと認識していたからです。
まずはリズム、譜読み、両手の使い方…基礎を学ぶ日々。
興味が無い分野の曲でも「好きな曲を弾きたい」という想いがあったから、続けてこれたのだと思います。
YouTubeで公開し始めた、自分の練習記録
私は、ピアノレッスンの様子をYouTubeにアップしています。
自分がどんな風に弾けるようになっていくのか、泥臭い記録そのままを公開しています。
投稿した過去のピアノレッスン動画を見返すことは少ないですが、数年前のレッスンの様子を見ると、いろいろな面で成長しているんだなと感じる事が沢山あります。

ピアノが少しずつ人生を変えてくれた
始めた頃は、「誰が他人のピアノレッスン動画を見るんだろう」と思ってたりもしたのですが、とにかく地道に続けてきて改善してきた結果、動画を見てくれる人が増えてきました。
YouTubeの発信を通じて応援の声をもらったり、自分自身の姿勢が変わったりと、少しずつ前に進めるようになりました。
今は登録者も1,000人を超え、音楽とともに歩む人生が始まったのだと感じています。

読者のあなたへ
「大人からピアノを始めるなんて無理」——そんな事は無いです。大人からでも楽しむ方法はあるし、続けていけば上達もしてきます。
最初から上手く弾けないのは当たり前なので、出来ないことに目を向けるのではなく、まずは、ピアノを自分なりに楽しむことから始めてみてください。
私もまだ道の途中です。だからこそ、この記録が、同じように悩んでいる誰かの背中を押せたらと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。