「ピアノは子どもの頃から始めないと遅い」と思っていませんか?
私は30歳からピアノを習い始めました。簡単に弾けるようにはなりませんし、大変なことも多いです。でも、自分が本当に弾きたい曲を練習する喜び、YouTubeでレッスンの様子を公開しながら広がった繋がり、新たに生まれた仕事や表現の機会など、思ってもみなかった変化がいくつもありました。
この記事では、私がピアノを始めて実感した5つの変化についてご紹介します。

1. 小さなことを積み上げる楽しさ
ピアノは、毎日の練習で少しずつ積み上げていく楽器です。最初は、たった一小節でも思うように弾けません。でも何度も繰り返すうちに、音がつながり、両手で弾けるようになっていく。
「ピアノって楽譜に書いてある音をなぞるだけじゃない」と気づいたのもレッスンを受けてからでした。曲の雰囲気に合わせてタッチが変わり、弾き方に幅があることに面白さを感じています。
2. 新しいコミュニティとの出会い
ピアノ教室に通いながら、私は自分のレッスンの様子をYouTubeでも公開しています。それがきっかけで、同じようにピアノを学ぶ大人の方と交流が生まれました。
ポップスを弾く人、クラシックを弾く人、それぞれ違っていて面白い。オンライン上に応援し合える仲間ができたことは、継続するうえでとても大きな支えになっています。

3. 新しい仕事や人とのつながり
ピアノを始めたことが、思いがけず動画制作の仕事にもつながりました。私はピアノ初心者だからこそ、これから始める人の視点で動画を作ることができます。
実際に、楽器店の紹介動画を制作した際、グランドピアノが売れたこともありました。ピアノと動画、両方の経験がつながって、仕事の幅が広がっていったのです。

4. 大好きな曲を弾けた喜び
ピアノを始めるきっかけになったのは、YOASOBIの「群青」。通勤中に聴いたピアノカバーに感動して、野口幸太ピアノ教室の門を叩きました。
難しい曲でしたが、先生にお願いして練習し、133日間毎日弾き続けてようやく形になりました。その達成感は、何物にも代えがたいものでした。
5. 自己表現の手段が増えた
ピアノはただの楽器ではなく、自己表現の手段でもあります。上手に弾けなくても、何かを伝えようとする姿勢や努力の過程そのものが、私にとっての表現になっています。
特にYouTubeでは、自分の練習過程を見せることで共感してくれる人が増え、自分自身をさらけ出すことの意味を実感しました。
まとめ
30歳からピアノを始めるのは決して楽なことではありません。弾けないもどかしさや、練習が思うようにいかない日もたくさんあります。でも、だからこそ弾けるようになったときの喜びは大きい。
私は、ピアノを全力で楽しみたいタイプです。だから自分の好きな曲に無理だとわかっていても挑戦するし、壁にぶつかったらその時に基礎やれば良いと思ってます。なぜなら、その方が身に沁みて練習する意味を感じることが出来るからです。
自分の可能性と向き合う手段としてピアノを選んだ私にとって、これはかけがえのない挑戦です。
この記事が、大人からピアノを始めようと思っている方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

私のピアノレッスンの様子はYouTubeで公開していますので、よければのぞいてみてください。