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家庭菜園の魅力と学び 毎日の努力が実る収穫の喜び

家庭菜園を始めたきっかけ

私が家庭菜園を本格的に始めたのは昨年の12月頃のことです。当時、個人事業主として有機栽培と同様の手法で野菜を栽培する農園で外注の仕事をしていました。野菜作りの勉強をしたくて始めたその仕事が非常に面白く、農業の魅力に引き込まれてしまったのです。そして、自分でも家庭菜園に挑戦してみることにしました。

最初に栽培したのは玉ねぎとニンニクです。思い立ってすぐに行動に移しましたが、既に12月中旬で準備もろくにできない中、とにかく失敗も経験のうちだと思い、できる限りのことをして家庭菜園を始めました。幸いなことに、トラクターや耕運機、農具などはもともと家にあったので、それらを使って畑作業を行いました。

初めて栽培した玉ねぎとニンニクは、それなりに収穫できました。また、自分なりに次回の改善点も整理することができました。この挑戦を通じて、農園とは異なり、一人で野菜を栽培する難しさや成功した時の嬉しさを実感しました。そして、美味しい野菜をもっとたくさん育てたいと思い、家庭菜園を続けていくことを決意しました。

朝のルーチン

水やりと見回り

現在は梅雨に入っていますが、畑の土が乾いている日は毎日必ず野菜の状態をチェックするために畑に行っています。水やりは昼間に行うと太陽の熱で温まった水が根を痛めてしまうので、朝か夕方に行います。キュウリは水が切れると曲がりやすく、ネギは乾燥を好むため、野菜によって水やりの適量が異なります。土の状態を見ながら水やりを判断しています。

天候と気温に応じたケア

天気予報も常にチェックしていて、梅雨に入る前には病気を予防するために、ミニトマトやナスの下葉を処理します。私の野菜の栽培方法は、有機JAS認定の農薬しか使用しないので、水やり以外にも病害虫の被害に注意を払っています。早期発見、早期対処が大切なので、葉っぱをめくってアブラムシが隠れていないか、虫に食べられている箇所はないか確認します。また、土の中にいる根切り虫を一匹一匹掘り返して駆除するなど、水やりと病害虫のチェックは毎日の日課です。

成長観察

ミニトマトの成長

ミニトマト「千恋」の苗を植えた翌日、強風が吹き荒れて枝が折れるなどヒヤヒヤしました。当初は竹の仮支柱を使っていましたが、仮支柱では苗が持たないと判断し、翌日には本支柱を急遽立てることにしました。その後は元気に成長してきました。

植え付けには鶏糞と有機石灰を使用しています。ミニトマトは水をあげない方が良いという話もありますが、糖度が高まる一方で収穫量や品質の安定を考えるとバランスが難しいです。私は苗の様子を見ながら適宜水やりをしていました。

最近、いくつか収穫できたミニトマトを食べてみたところ、とても美味しかったです。

ナスの成長

ナスは「とげなし千両二号」を育てています。また、水ナスも植えましたが、一部の株が病気になり、途中で抜去したものもあります。育てていて異変を感じたときには、自分で調べて病気が広がるかどうかを判断し、時には抜去する決断も必要です。

畝を立てて準備し、植え付けたものが病気になったときには、正直抜くのには抵抗があります。しかし、そこで迷ってはいけません。幸い、病気は広がらず、「とげなし千両二号」は無事に成長し、美味しそうなナスが収穫でき始めています。

ピーマンの成長

ピーマンは「メガホン」と「京波」の二種類の品種を育てています。合計で8株あるので、ピーマン祭りができたら良いなと思っています。成長に合わせて芽かきをしたり、花を摘み取ったりして、茂りすぎたら剪定して風通しを良くするなど、実がなるまでに様々な世話をしています。

ししとうの成長

ししとうは最初に1つの苗を植えましたが、途中で3つの苗を追加しました。最初に植えた苗からは既に収穫が始まっています。ししとうの栽培では、肥料が切れたり水が不足するとストレスがかかって辛くなると言われています。そのため、定期的に追肥を行い、肥料切れしないように注意しています。それでも辛いものもあるので、食べてみるまで正直わかりません。

唐辛子の成長

唐辛子は緑の実がついてから赤くなるのにかなり日数がかかります。最近になってようやく緑の実が赤く色づき始めました。収穫まであと少しです。3株もあるので、唐辛子が大量に収穫できたらどうしようか考えています。試しに緑の唐辛子をかじってみましたが、まだ辛味はそれほどありませんでした。自分で育てていると、いろいろな状態でかじって食べてみたくなります。

オクラの成長

オクラは大きな葉を広げています。最近、小さなオクラの実ができ始めました。最初に追肥をやりすぎるのは良くないので、追肥は花が咲くまで我慢しています。オクラの葉の切れ込みが深くなると肥料不足のサインなので、葉っぱの状態を注意深く観察し、アブラムシにも気を付けています。ここから一気に大きく成長していくと思います。

長ネギの成長

長ネギは順調に成長しています。こちらは「元倉ネギ」という品種です。ネギは栽培期間が長いため、その間に何回か追肥と土寄せを行い、白い部分を伸ばしていきます。前回の追肥のときに藁を土に入れるのを忘れたので、次回は一緒に土に混ぜ込む予定です。収穫がどうなるか楽しみです。

葉ネギの成長

葉ネギの収穫は何度もしています。最初の頃は成長が遅いと感じましたが、畑に植えてしばらくすると、一日で驚くほど成長します。根元を残して収穫すれば何度も収穫できるので、新鮮なネギをいつでも楽しめます。納豆にたっぷり入れて食べると、とても美味しいです。

大根の成長

大根も順調に成長しています。防虫ネットをしないと、発芽したばかりの美味しい葉っぱがあっという間に虫に食べられてしまいます。間引きした小さな大根の葉っぱを食べてみると、しっかりと大根の辛味を感じます。

来月の中旬には収穫予定なので、成長を見ながら土寄せをして美味しい大根に仕上げます。ただ、地温が高いためか、中が空洞になっている大根も農家さんで見かけました。気候の影響を受けているかもしれませんが、収穫してからのお楽しみです。

キュウリの成長

キュウリはネットを使わない一本仕立ての栽培方法を選択しました。太くて長い支柱が一本あるだけで栽培できるので、とても簡単です。家庭菜園ではこれが一番楽だと思います。生育の初期からウリハムシに襲われ、ちゃんと成長してくれるかヒヤヒヤしましたが、毎日お世話して無事にキュウリを収穫できました。

トラブル対応

病害虫の発見と対策

ある日、水ナスの葉が黄色くなり半分枯れているのを発見しました。これは半身萎凋病で、一度発症すると回復が難しく、早期に土ごと抜去しなければならない病気です。この病気は何度も発症すると病原菌が土壌に蓄積し、被害が大きくなります。そのため、発病した場所ではナス科の作物の連作を避ける必要があります。今回は発病したナスの隣の苗は無事だったので、早期に対処できて今のところなんとか持ちこたえています。

ナスには他にもいろいろと問題があります。最近では茶色のカメムシを見かけることがありました。今年はカメムシ被害が多いと聞いており、あまりにも多くカメムシが来ると被害が大きくなるかもしれません。木酢液やニームオイルが効果的とは言われますが、その有効性には疑問が残ります。現在のところ、カメムシの数は超大量というわけではないので、様子を見ながら対策を考えています。

収穫の喜び

家庭菜園の達成感

数ヶ月単位でお世話をしてきて、収穫の日を無事に迎えると本当に嬉しいです。畑に植える前から、どうやって育てるか事前に勉強し、日々の成長に合わせて、芽かきや剪定、追肥、誘引、除草など、細かな作業に真剣に向き合ってきました。それが形になると、達成感を感じます。

例えば、ミニトマトはもぎ取ってそのまま食べるのが一番美味しいですし、ニンジンも洗って生で丸かじりできます。これまでの過程をすべて見てきたからこそ、収穫のときに大変だったけどやってよかったと思えます。

形や色が少しおかしくても、私は全然気になりません。多分、他の農家さんも同じだと思います。多少曲がっていたり、虫に食べられていても、それが自然の中で育っている証拠です。規格外だからという理由で捨てて良い野菜なんて実際にはないのです。

家庭菜園を通じた学び

自然との触れ合い

家庭菜園を通じて、毎日の地道な努力が大切だと改めて実感しています。自然を相手にすることで、どんなに頑張ってもどうにもならないことがあるという厳しさも教えられました。その一方で、自分で育てた野菜は格別に美味しく感じます。

家庭菜園を始める前は、天気予報では晴れか雨だけを気にしていましたが、今では風の予報を見たり、実際の風向きを気にしたりするようになりました。周囲の観察も増え、畑の環境や注意点を考える力が養われます。誰も正解を教えてくれない中、自分の頭で考え、最適と思う方法を試し、失敗したら別の方法で再挑戦する日々です。

野菜栽培を通じて得た経験は、他の場面でも役立つと思うので、これからも続けていきます。私の家庭菜園での毎日は、小さな喜びと発見の連続です。これから梅雨が明けると、本格的な夏野菜の収穫シーズンを迎えます。また、秋じゃがの準備も7月頃から始めるので、今年はひたすら様々な野菜の栽培に挑戦して勉強していきます。