こんにちは、安田雄輝です。
2024年11月3日、木更津市の金田地域交流センターでニンジンの対面販売を行いました。
同日には「オーガニックシティフェスティバル」が開催されていましたが、私は「ひとりオーガニックシティフェスティバル」として、このニンジン販売に挑戦。
販売したニンジンは、農薬も化成肥料も一切使わずに育てたもので、用意した分はすべて完売。大きな達成感とともに、その様子をまとめました。
発芽の難しいニンジン
このニンジンは7月12日に種まきを行いました。

ニンジンは発芽が難しく、水切れにも弱いため、毎日の水やりが必要です。加えて、種蒔きした当時は雨が少なかったため、乾燥防止の対策が不可欠でした。

籾殻を使って覆土の上を保湿し、発芽率の向上を狙いました。その結果、しっかりと発芽してくれて安心しました。

成長を見守る日々
ニンジンの栽培では、途中で間引きをするのですが、私は害虫被害に遭う事を想定して、芽がある程度育ってから間引く方法を採用しました。
化成肥料を使わず、有機肥料のみで育てているため、効きムラが出やすく、成長にバラつきがあるのも特徴です。

自然に育ったニンジンは、形やサイズもさまざま。それが逆に「自然本来の姿」として魅力にもなると感じています。
イモムシとの戦い 毎日の手作業
収穫が近づいてきた頃、モンシロチョウの幼虫が葉を食べる被害が発生。
農薬は使わないため、毎日の見回りで葉の裏を確認し、イモムシを手で取り除く作業が欠かせませんでした。

育てる手間はかかりますが、こうした丁寧な管理が安心して食べられる野菜につながります。
収穫と販売
栽培期間は114日。収穫後すぐに金田地域交流センターへ。

このニンジンはすべてその日の朝に収穫したもの。お客様に届ける直前まで畑で育てていた、まさに「採れたて」でした。
想いが届いた対面販売
イベントのような華やかさはなくても、「野菜そのものの魅力」で勝負できる1日でした。

お客様と直接会話できたことで、栽培の背景や育てた人の顔が見える販売になり、より信頼していただけたように感じました。
おわりに
この日、私の手で育てたニンジンはすべてお客様の手元へ。
農薬も化成肥料も使わないという方針で育てた野菜を、直接販売という形で届けられたことが何より嬉しく、大きな励みになりました。
これからも地道に丁寧に、信頼される野菜づくりを続けていきたいと思います。応援いただけたら嬉しいです。